クラウドシステムとは
ネット上のどこかにあって仕事をしてくれているが、
どこにあるかはよく分からないサービスを、クラウドと呼ぶ。
ウェブメールが代表的クラウドサービス。
従来のメールは自分のパソコンに「Windows Liveメール」や「Outlook」や
「Thunderbird」などのソフトウエアをインストールしてから利用が可能だった。
ウェブメールは「Internet Explorer」や「Chrome」などのブラウザーがあれば
場所に関係なく利用が可能。
メリット
サービスを試して見て自分にあるなら使い続ける。
ソフトウェアーを購入してパソコンにインストールする作業が必要無い。
バージョンアップ等の作業も不要。
ハードウェアー購入がないので機器設置場所も必要ない。
ハードやソフトを維持管理するための人手や電気代、ハードウエアの置き場にかかる家賃、
セキュリティ対策費用など、運用コストが大幅に削減できる。
「月額いくら」「1ユーザいくら」という従量課金のクラウドサービスは、必要な時に必要
な分だけ利用して、サービスの利用料を支払う。
必要最小限のサービス利用で無駄をなくす。
・社内サーバーが不要
・IT投資のリスク軽減
・常に最新でメンテナンスが不要
・導入や維持に関する社内担当者の負担軽減
デメリット
・カスタマイズが苦手
・サービス継続の不安
「IaaS(アイアース、イアース)」(Infrastructure as a Service)
インターネット経由で、デスクトップ仮想化や共有ディスクなど、
ハードウェアやインフラ機能の提供を行うサービス。
HaaS(Hardware as a Service)と呼ばれることもある。
「PaaS(パース)」Platform as a Service
インターネット経由での、仮想化されたアプリケーションサーバやデータベースなど
アプリケーション実行用のプラットフォーム機能の提供を行うサービス。
「SaaS(サース、サーズ)」Software as a Service
利用者が必要なときに、ネットワークを通じてソフトウエアを使う形態。
インターネット経由での、ウェブメール(GMail, Yahoo!メール)、
グループウェア、顧客管理、財務会計などのソフトウェア機能の提供を行うサービス。
以前は、ASP(Application Service Provider)などと呼ばれていた。
クラウドサービスを利用する場合には、
データがクラウドサービス事業者側のサーバに保管されているということ、
インターネットを介してデータなどがやりとりされることなどから、
十分な情報セキュリティ対策が施されたクラウドサービスの選択が重要であるという
ことを理解した上で利用することが大切。