痛風とは
体の中に尿酸が溜まり、それが結晶となって激しい関節痛を伴う病気。
放置すると激しい痛みを繰り返し、体のあちこちに結節ができたり、
腎臓機能を悪化させてしまう。
よく発生する部位は、足の親指の付け根、くるぶし、肩、かかと、手首、ひじなど。
原因
高尿酸血症(血液検査で尿酸値が7.0mg/dl以上であれば痛風になる可能性が高くなる)
尿酸値が高くなる原因は、暴飲暴食やストレス、運動不足、肥満。
肥満になると尿酸を作りやすく排泄しにくい状態になる。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が尿酸値に関係があるといわれている。
(睡眠無呼吸で体内酸素不足になると尿酸が過剰生産するから。)
予防
- アルコールを控える
- 適度に運動をする
- 食事に気を付ける
海藻や野菜・果物などのアルカリ食品を
摂取して血液をアルカリ化すること、水分摂取を多くすること
(目安として1日1.5L以上)
ウオーキングなどの軽い運動(有酸素運動)を定期的に行う。
避けたほうが良いもの
ビール、レバー、干物、魚介類、肉類などの煮汁
※ウイスキーや焼酎などの蒸留酒はプリン体をほとんど含まないが
アルコール度数が高いので何より太りやすい飲み物なので
適量に留めるべき。
痛風の人に良い食べ物
水分を多く飲む(1日1.5リットル以上)
牛乳(低脂肪乳)
ヨーグルト
アルカリ性の食品を摂取(わかめ・ひじき・昆布、ほうれんそう・ゴボウ・人参・キャベツ、
ジャガイモ・里芋・さつまいも、メロン・バナナ・グレープフルーツ)
プリン体とは
細胞の核を構成する核酸(DNA、RNA)という物質の構成成分。
筋肉が使われるときのエネルギー伝達物質の原料になる。
プリン体の7~8割は体内でつくられている。
体内のプリン体は、細胞の代謝・増殖などに利用される。
利用されなかった一部のプリン体は、肝臓で尿酸に作り変えられて
体外へ排出される。
食事で摂った栄養は「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー源に
変えられるが、このATPの中にプリン体が含まれている。